漢方の診療について

自然の恵から生まれる漢方で
美しく健康に

当院では「西洋医学」と「漢方医学」を融合した
診療を行っています

こんな症状ありませんか?

✓わけもなくイライラする ✓頭が重い ✓疲れやすい ✓だるいのに眠れない ✓足がむくむ ✓便秘や下痢を繰り返す ✓息切れ ✓動悸がする など

現代の方々が抱える「不調」には、漢方治療が有効です。

病気の一歩手前の「未病」とは

未病とは、「発病には至らないものの軽い症状がある状態」です。漢方医学では、体のどの場所に現れた症状も、全身の働きのバランスが崩れた結果起こると考えます。原因がわからない「不調」や病名がつきにくい症状にも、漢方は対応できます。体の不調を感じたら、病気になるサインと捉え、内側からしっかりと身体を整えていきましょう。

西洋医学と東洋医学の違い

西洋医学と東洋医学は、病気に対するアプローチが異なります。

■病気の「症状」が治療対象
■対症療法:患部をピンポイントに治すアプローチ
■西洋薬:ある症状や病気に対して強い効果を持ち、原則的に単一成分で作られているがの特徴

■病気の「人」が治療対象
■根本養生:身体全体のバランスを整え、内側から体質改善を行う
■漢方薬:自然由来の生薬が複数配合されており、複数の症状に効果が出る

漢方の独自の診察方法とは

患者さんのこれまでの体力や病気の状態・経過を把握し、最適な処方を選択することに努めています。
年齢や性別・症状や状態など個々に差があり、それを反映させて診療しますので、同じ病名でも処方薬が異なることも少なくありません。

1)1人1人の原因をリサーチ

1人1人の原因をリサーチするため、「四診」と呼ばれる方法で診察します。

<診察のポイント>

■望診:
体格・体型/顔色・肌の状態/姿勢・動作/舌の状態

■聞診:
声の大・小/体臭・息の臭い/咳や呼吸音/胃腸の音

■問診:
自覚症状/発熱・ほてり感/便通・尿量/月経の状態(女性)

■切診:
手首に触れて脈の状態をみる/お腹にふれて状態をみる

2)心と体の不調は「気・血・水」の乱れから!

■気:生命活動のエネルギー源です。体をあたため、流れているもので、気が充実して滞りがなければ、イライラすることはありません。
<気の異常:気鬱・気虚>
気力がない、食欲不振、倦怠感、気分がすっきりしない、イライラする、お腹が張る

■血:全身に栄養を与え、働きを高めます。
<血の異常:血虚・血の滞り>
栄養分が足りない、集中力がない、肌がカサカサする、月経異常、頭痛、肩こりなど

■水:体内の水液とその働きです。免疫機能を司り、体を守ります。
<水の異常:水毒>
むくみ、めまい、冷えなどを起こす

3)個人の基本体質を見極める

個人の基本体質などを表す「証」がどんなタイプかを見極めます。

※実証と虚証の中間の人は「中間証」と呼ばれます。

よくある質問

漢方薬とは、本来漢方医学に使用される薬のことで、天然ものである生薬(根や茎、葉や鉱物・動物由来のものなど)を組み合わせた薬です。 漢方医学では、体のどの場所に現れた症状も、全身の働きのバランスが崩れた結果起こると考えます。 治療は崩れた心身のバランスを整えるような漢方薬を用います。
西洋薬が1つの症状又は病気に絞って効用が期待できるのに対し、漢方薬は自然治癒力を高める薬です。 また、西洋薬では同じ病気に同じ治療が行われることが多いのに対し、漢方薬では1人1人の体質に合わせて処方を決めていきます。
自律神経失調症や不定愁訴など、西洋医学では原因のよく分からない症状に対しての処方が難しいのに対し、漢方医学は症状があれば治療可能です。 心と体は一体です。現代の方々が抱える不調に漢方は対応していきます。
漢方薬によって効き目の現れ方は違います。 速効性のある漢方薬で体質や症状に合っていれば服用10~30分で、一般的な漢方薬なら服用はじめて1~2週間で。 1ヶ月以上服用を続けても効果が実感できない場合は漢方薬が合っていない可能性もありますのでお気軽に相談してください。

漢方による診察を希望される方へ

こんな方はぜひご相談ください

・虚弱体質児(お腹が弱いタイプ/発熱・風邪をひきやすいタイプ/神経過敏なタイプなど)
・女性特有の症状がある方(のぼせ・冷え・月経不順など)
・産前・授乳中の方
・働き盛りの30代、40代で心身の不調を感じる方

その他、様々な疾患に対しても、西洋薬と漢方薬を組み合わせた提案を行っています。まずはお気軽にご相談ください。

※漢方専用問診票にて、症状や体質などご記入ください。

参考サイト

ツムラのWEBサイトでは、漢方について詳しく説明されています。ぜひご覧ください。